園芸の失敗談データベース
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植え付けたばかりのイチゴ苗が成長せず芯止まりしたときの戸惑いと後悔

2026-01-15

九月中旬、ホームセンターでイチゴ苗を買ってすぐ、大きめのプランターに六株まとめて植え付けた。ポットから外したとき、根がしっかり回っている苗もあれば、細い根しか見えない苗もあったが、深く考えず同じ条件で植えた。二週間ほど経つと、成長に明らかな差が出てきた。一部の株は葉を広げるのに、別の株は新しい葉が出ず、芯が止まったように見えた。

その様子を見て、胸の奥がざわついた。水が足りないのか、逆なのか、肥料か、病気か。判断材料が少なく、何をしても裏目に出そうな気がして、手を出すのが怖かった。触った土の感触や、葉の色を何度も確認しながら、結局はっきりした対処ができなかった。

後から聞いて納得したのは、まだ根が十分に張っていない苗を無理に植え付けた可能性だった。環境に適応する前に負荷をかけてしまい、自力で成長できなくなっていたのかもしれない。当時はそんな発想が浮かばず、「同じ苗なのに」という比較ばかりしていた。

結果的にその株はプランターから外し、露地に移して様子を見ることにした。判断として正しかったかは今でも分からない。ただ、苗の状態をもっと慎重に見て、最初から分けて管理していれば、違う結果になったかもしれないという思いは残っている。

イチゴは植えれば育つ、という単純な話ではなかった。苗ごとの個体差と向き合う覚悟が足りなかったと、静かに反省している。



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