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ブルーベリーの葉がピンク色になって焦った話|日照不足と勘違いの記録

2026-01-16

ある年の初夏、ブルーベリーの葉がいつもと違う色をしていることに気づいた。緑ではなく、どこかピンクがかって見えた。最初は品種の特徴かと思ったが、他の株は普通の緑色をしている。触ってみても特に異常はないように感じたが、見た目の違和感が頭から離れなかった。場所は庭の一角で、周囲に建物があり、直射日光は午前中だけという環境だった。

不安になり、毎日葉の色を確認するようになった。日によって濃く見えたり薄く見えたりして、余計に判断がつかない。肥料が足りないのか、病気なのか、それとも暑さのせいなのか。考えれば考えるほど分からなくなり、ただ落ち着かない気持ちだけが残った。

当時は、日当たりが少し足りない程度なら問題ないだろうと軽く考えていた。半日陰でも育つ、という言葉を信じていた部分もあったと思う。でも、後から知ったのは、光が弱いと光合成が鈍り、葉の中のクロロフィルが減ってアントシアニンが出やすくなるということだった。つまり、葉がピンクになるのは、元気なサインではなかった。

その事実に気づいたとき、少しショックだった。見た目がきれいだから問題ない、という感覚で判断していた自分が恥ずかしくなった。植物は黙って状態を示しているのに、それを都合よく解釈していたのだと思う。

今振り返ると、環境を変える判断が遅すぎた。もう少し日照を確保できる場所へ移すとか、剪定で光を入れる工夫をするとか、できることはあったはずだ。葉の色一つで、こんなにも悩むとは思わなかった。ブルーベリーは強いと言われるけれど、強さに甘えてはいけない。そんな独り言が、今も頭の中で残っている。



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