コガネムシ対策をやり過ぎてブルーベリーが更新できなくなった話
2026-01-17
夏にコガネムシの被害を一度受けてから、正直かなり神経質になっていた。地植えブルーベリーの根を守るため、防虫ネット、防草シート、砕石の三重構造で株元を完全にガードした。6月から9月まで一切隙間を作らず、これで安心だと思っていた。見た目も整っていて、掘り返される心配もなく、自己満足に近い達成感があった。
ところが秋になって、ふと枝ぶりを眺めたとき違和感を覚えた。新しいサッカーが一本も出ていない。枝は古く、更新の気配がない。調べると、ブルーベリーはサッカーで枝を更新していかないと、実付きが落ちていくらしい。その瞬間、胸がひやっとした。守ったつもりで、成長の逃げ道を全部塞いでいたことに気づいた。
被害を避けたい一心で、必要な変化まで拒絶していた。当時は「出ないなら出ないでいい」と思っていたが、それは短期的な安心を優先した考えだった。コガネムシにやられる恐怖と、枝更新が止まる不安を天秤にかける余裕はなかった。
今思えば、完全防御ではなく期間限定にすべきだった。発生時期だけガードし、それ以外は自然に任せる。そんな当たり前の調整ができなかったのは、被害を受けた記憶が強すぎたからだと思う。園芸では、失敗の記憶ほど判断を歪めるものはない。
結局、防御を一部外す決断をした。正解かどうかは分からないが、あのまま固め続けていたら確実に別の失敗を重ねていた。守ることと育てることは、同じじゃない。その違いを、ブルーベリーの株元を見ながら静かに噛みしめている。
ブルーベリーの記事をまとめて見る
タグ