チュウゴクアミガサハゴロモの産卵跡を切るたびに収穫が減っていく恐怖
2026-01-16
10月末に防除をしたはずだった。薬剤も散布し、これで一安心だと思っていたのに、11月に入ってから枝をよく見ると、白いワタのようなものが点々と付いていた。チュウゴクアミガサハゴロモの産卵跡だと分かった瞬間、嫌な汗が出た。
卵のある枝を切り戻していくと、そのたびに来年の収穫量が頭をよぎる。切れば減る、切らなければ被害が広がる。その判断を何度も迫られ、ハサミを持つ手が重くなった。11月頭に届いたばかりの苗にも、すぐに産み付けられていたのを見たときは、正直気力が落ちた。
トップジンペーストで塞いだ枝が生き残っているのを見て、少し救われた気持ちにはなったが、完全な対策かどうかは分からない。カルスメイトで蓋をすればいいのか、どこまで削れば安全なのか、確信が持てないまま作業を続けていた。
当時は、産卵期や薬効の切れ目を深く考えていなかった。散布したから大丈夫という安心感が、観察を疎かにしていたのだと思う。枝に残る微妙な痕跡に、もっと早く気づくべきだった。
今なら、収穫量が減る覚悟も含めて、早めに対処する判断ができる気がする。でも、その時は目先の実と将来の株の間で迷い続けた。
ブルーベリー栽培は、実がなる前の季節にも神経を使う。静かな枝の表面に、次のトラブルの種が隠れていることを、あの秋に思い知らされた。
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