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桜の盆栽で水やりを1日サボって葉が全部落ちた体験談

2026-01-17

あのときは、ほんとに軽い気持ちだったんだよね。前日にしっかり雨が降っていたし、鉢の表面もまだ黒っぽく湿っていたから、今日はいいかと思ってしまった。気温は9月の終わり頃なのに30℃近くあって、蒸し暑くて、外に出るのも億劫だった。それで水やりを後回しにして、そのまま忘れた。翌日の朝、桜の葉が全部しおれてカサカサになっていて、触れた瞬間ぽろぽろ落ちた。ああ、やってしまった、だ。

実生から8年くらい、ずっと同じ3号浅鉢で育てていた桜だった。元はスーパーで買った佐藤錦の種。小さな芽が出たときの感動も覚えているし、毎年少しずつ幹が太くなるのを見るのが楽しみだった。それなのに、たった1日の油断で、こんな状態になるなんて思わなかった。幹の表面も乾いて白っぽくなっていて、完全に水切れだと分かった。

振り返ると、そもそも鉢が小さすぎた。日当たりも悪い場所で、風通しもいまいち。土も赤玉土だけで、保水力が足りていなかったんだと思う。それに夏場は毎日水やりが必要だと分かっていたのに、「昨日雨が降ったから」という理由で安心してしまった。あれは判断ミスだった。

そのあと慌ててたっぷり水をあげて、半日ほど日陰で休ませた。数週間後、枝の先から弱々しい新芽が出てきて、なんとか生き延びたみたいだったけど、正直もうダメかと思っていた。葉が全部落ちたときは、心臓がぎゅっと締め付けられる感じがした。ずっと育ててきた時間が、一瞬で消える気がして、ほんと怖かった。

今思うのは、盆栽って、結局は毎日の地味な世話なんだなってこと。1回くらい平気だろ、が一番危ない。あの桜がまた春に芽吹いてくれたらいいなと思いながら、毎朝鉢をのぞいている。油断は、もうしないつもりだ。



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