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ラナンキュラスラックスを冷蔵庫で芽出ししたら腐ってしまった…初心者の促成栽培の後悔

2026-01-19

10月初旬、まだ日中は28度前後あった頃。去年から大事にしていたラナンキュラスラックスの球根を、今年は早く咲かせたくて芽出しに挑戦した。葉が枯れたタイミングで掘り上げ、洗って消毒して乾燥させ、室内のネットに吊るして保管していた。そこまでは慎重にやっていたつもりだった。問題はその後で、ネットで見たやり方を真似して、球根をキッチンペーパーに包み、ジップロックに入れて家庭用の冷蔵庫の野菜室に入れた。少しずつ吸水させて、ぷっくり膨らんだら植え付ける予定だった。

ところが、1週間後に取り出した球根は、嫌な匂いがしていた。指で触ると、表面がぐにゃっと柔らかい。土に埋めてさらに1週間待ったけれど、芽は出ず、代わりに黒ずんで溶けたような状態になっていた。冷蔵庫で蒸れて腐ってしまったんだと思う。春の間、あんなに元気に花を咲かせてくれていた球根が、自分の判断でダメになってしまったことが本当に悲しかった。期待していただけに、悔しさでしばらく鉢を触る気にもなれなかった。

なぜこんなことになったのか考えると、焦りが一番の原因だった。自然任せだと開花は3月頃になるけど、園芸店のように1月中に咲かせて長く楽しみたいという気持ちが強すぎた。冷蔵庫に入れるのは、生産者さんや慣れた人が温度管理できる環境でやることだと後から知った。普通の家庭用冷蔵庫は換気も悪く、湿度も高くなりやすい。さらに、今年は10月に入っても暑い日が続き、冷蔵庫から出した後の温度差で球根がダメージを受けたのかもしれない。

今振り返ると、無理に芽出ししようとせず、もう少し涼しくなるのを待つべきだった。最高気温が25度前後、最低が19度くらいの安定した週が来るのを待ってから、水やりを始めればよかった。どうしても芽出しするなら、トップジンMペーストやダコニールで処理するなど、もう少し準備が必要だったのかも。せっかく増えてきた球根だったのに、雑に扱ってしまったことを反省している。

ラックスは強い花だと思っていたけれど、環境を間違えると簡単に腐ってしまう。早く咲かせたい気持ちと、無事に育てたい気持ちの間で、いまだに揺れている。来年は、焦らず、自然に任せるつもりだ。



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