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挿し木したマリーゴールドが冬に勢いを失って寿命を疑った室内栽培の体験談

2026-01-22

切り戻した枝を花瓶に挿していたら、あっという間に根が出た。そのまま捨てるのはもったいなくて、鉢に植えて室内で育てることにした。最初は驚くほど元気で、冬でも花を咲かせてくれた。1年草なのに、こんなに持つんだな、とちょっと得した気分だった。

ところが、寒くなってから様子が変わった。枯れるわけではないけど、勢いが明らかに落ちてきた。葉の色も冴えず、新しい蕾も増えない。室温は保っているし、植物用LEDライトも使っている。それでも、どこか元気がない。これは寿命なのか、と考え始めて不安になった。

当時は、1年草という言葉をそのまま受け取っていて、いつか急に終わるんじゃないかと怯えていた。寒さではないと分かっていても、理由が見えないのが一番つらかった。紫外線量や季節の変化を、植物がどう感じているのか想像もできなかった。

後から考えると、生きてはいるけど生育期ではない、という状態だったのかもしれない。人間の都合で環境を整えても、植物なりのリズムはあるんだなと思う。無理に元気を取り戻させようとしなかったのは、結果的によかったのかもしれない。

元気に咲いていた頃を知っているだけに、少し寂しさは残った。それでも枯れずにそこにいる姿を見ると、不思議と愛着が湧く。1年草だから終わり、という単純な話じゃないことを知った、静かな失敗というか、学びに近い体験だった。



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