原種シクラメン・シリシアムが夏に消えた話 ベラボン植えで気づかなかった致命的な勘違い
2026-01-22
原種シクラメンは丈夫だという話をどこかで聞いていた。シリシアムもその一つで、見た目も控えめで管理しやすそうに感じていた。だから、多少環境が合わなくても耐えてくれるだろう、そんな甘い期待があった。結果から言えば、その考えは完全に外れていた。
コロナ前に迎えたシリシアムを、ベラボン主体の用土で鉢植えにして育てていた。夏場も乾かしすぎないよう水は与えていたし、直射日光も避けていた。見た目には問題なさそうだったが、秋になっても葉がほとんど出てこなかった。球根は残っているように見えたが、結局そのまま動かず、気づいたら消えていた。
なぜ失敗したのか、後から調べてようやく分かった。シリシアムはアルカリ性寄りの土壌を好み、夏でも適度な水分が必要だった。ベラボンは軽くて便利だけど、水分保持や性質が合っていなかった可能性が高い。当時は「水をやっているから大丈夫」と表面だけで判断していた。
今振り返ると、原種だからこそ自生地の環境をもっと意識すべきだったと思う。見た目が地味=強い、という思い込みもあった。用土選びを軽く考えたことが、致命的だったのかもしれない。同じ失敗を繰り返さないなら、まず環境を疑うべきだった。
静かに消えていった鉢を見るたび、なんとも言えない虚しさが残った。芽吹くのを待っている時間が長かった分、諦めきれなかった。ちゃんと向き合っていれば違った結果があったのかな、と今でも少し引きずっている。
原種シクラメンの記事をまとめて見る
タグ