縮葉病は防除していれば出ないと思っていたのに発症したときの混乱
2026-01-26
春先、オーソサイドとカッパーシンを撒いていた。これだけやっていれば大丈夫だろう、とどこかで安心していた。ところが新葉が開き始めた頃、明らかに形のおかしい葉が出てきた。縮れて厚く、触るとごわっとした感触だった。
最初は生理的なものだと思い込もうとした。けれど、日に日に症状が広がり、これは縮葉病だと認めざるを得なくなった瞬間、頭の中が混乱した。薬を撒いていたのに、なぜ。自分のやり方が全部間違っていたのか、と不安が一気に押し寄せた。
当時は薬剤名や回数ばかり気にして、タイミングへの意識が薄かった。花芽前、葉が動く前、その微妙なズレが結果を分けることを、経験として理解していなかった。周囲では「毎年出るものだ」と言う声もあり、余計に気持ちが揺れた。
症状の出た葉を一枚一枚取り除きながら、木の匂いや手に残る感触が妙に印象に残った。病気と向き合っているというより、自分の判断ミスを突きつけられているようだった。
縮葉病は知識だけでは防げない。そう感じた春だった。来年どうするかよりも、まずこの気持ちをどう整理するか。それを考えながら、変形した葉をゴミ袋に入れた。
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