グラウンドペチカを種芋にしたらモザイク病っぽくなった話 直売所ジャガイモ再利用の落とし穴
2026-01-27
「ちょっとくらいなら大丈夫だろ」って思ってしまった。今思えば軽率だった。グラウンドペチカが直売所で手に入って、見た目も元気そうだったから、そのまま種芋に使った。珍しい品種だし、買えただけでテンションが上がっていた。結果的に、その判断がずっと尾を引いた。
関東南部、2月中旬。浴光催芽もそこそこに済ませて、3月下旬に植え付けた。寒さ対策もして、土の感触も悪くなかった。芽も順調に出て「今年はいけるかも」と思った。でも、葉が広がり始めた頃、色がおかしい。濃淡がまだらで、葉脈がくっきり浮いている。「あれ…?」と嫌な汗が出た。
その時の気持ちは、焦りと後悔が入り混じっていた。「やっぱりやっちゃったか」「見なかったことにしたい」。モザイク病という言葉が頭をよぎって、ネット検索ばかりしていた。畑に行くたび、葉を見るのが怖かった。風で葉が擦れる音すら不安だった。
なぜ失敗したのか。今ならわかる。当時は「元気そうに見える=安全」と思い込んでいた。正規の種芋がほぼ流通していない品種だということも、深く考えていなかった。愛好家同士で回っている背景や、ウイルスリスクを軽く見ていたんだと思う。
振り返ると、珍しさに負けて基本を無視していた。見た目が良くても、由来が曖昧な芋は博打だった。結果、収量も落ちて、他の株への影響も心配で落ち着かなかった。「美味しい芋を増やしたい」だけだったのに、ずっとモヤモヤが残った。
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