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じゃがいもを1月に早植えしてしまった失敗談|春じゃが超早植えで芽が出ず不安だけが増えた話

2026-01-27

正直に言うと、「もう植えても大丈夫なんじゃないか」と思ってしまった。1月下旬、寒波が来るかもと天気予報で言っている中、畑の土を触ると昼間は意外と柔らかく、太陽も出ていた。「今植えれば早く収穫できるかも」と、そんな軽い気持ちで種芋を埋めた。あとで振り返ると、この“かも”が全部ダメだったんだと思う。

植え付けたのは関東平野部、1月末。最低気温は氷点下になる日もあった。深めに植えたほうがいいと聞いて、いつもより少し深く、スコップで15cmほど掘って種芋を置いた。土は冷たく、指先がじんと痺れる感触が残っていたのを覚えている。植えた後も特に防寒対策はせず、「土の中なら大丈夫だろう」と自分に言い聞かせた。

ところが、待てど暮らせど芽が出ない。2月に入っても畝は静かなままで、周りの雑草だけが元気そうに見えた。朝、畑に行くたびに「まだか…」「やっぱりダメだった?」と不安が募る。掘り返す勇気もなく、ただ地表を見つめる時間が増えた。冷たい風の中で立ち尽くしていると、「なんで焦ったんだろう」と後悔ばかりが浮かんできた。

今思えば、発芽条件は温度なのに、それを頭では分かっているつもりで無視していた。ネットや動画で「早植えで成功」という話ばかり見て、地域差やその年の寒さをちゃんと考えていなかった。当時は「早く植えれば得」という単純な考えしかなく、芽が出るまでの長い低温期間がどれだけ芋に負担をかけるか想像できなかった。

後から考えると、少なくとも植える前にもう一段階待つべきだったし、防寒用のマルチやトンネルを用意する選択肢もあったはずだ。「植えてしまえば何とかなる」という考えが一番危険だった。早植え自体が悪いわけじゃないけど、自分の地域と気温を見ずに真似したのが失敗だったんだと思う。



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