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家庭菜園のブロッコリーが盗まれた話|防犯カメラがあっても防げなかった失敗体験

2026-01-27

正直、怒りよりも虚しさが先に来た。「またか…」と声が漏れた。玄関前に植えていたブロッコリーが、ある日ごっそり無くなっていた。

場所は道路から見えない場所で、家からも20メートルほど離れている。人がわざわざ入り込まないと取れない位置だ。しかも防犯カメラは4台設置してある。それでも、朝見に行くと、そこには切り取られた跡だけが残っていた。寒い空気の中で、土がむき出しになっているのがやけに目についた。

見つけた瞬間、「なんで…」という気持ちと、「自分が悪いのか」という思いが混ざった。数年前にも同じように盗まれたことがあり、その記憶が一気に蘇った。丹精込めて育てたものが、一瞬で消える感覚は、何度味わっても慣れない。

なぜ防げなかったのか。当時は、防犯カメラがあれば大丈夫だと過信していた。存在を周知させることの意味や、死角のことまで考えていなかった。昼間に来られたら、それだけで対処は難しい。

後から考えると、作物を外から見えにくくする工夫や、収穫時期を少し早める選択もあったかもしれない。「育てる」ことばかり考えて、「守る」ことを後回しにしていた。そのバランスの悪さが、この失敗につながった気がしている。



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