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冬の小松菜がU字やC字にえぐられた…フンまで落ちていて気づいたヒヨドリ被害の失敗体験

2026-01-27

関東の住宅地で、12月の寒波が来ていた頃だった。朝、家庭菜園に出ると、かき取り収穫を続けていた小松菜の葉が、きれいなU字やC字に切り抜かれていた。霜で白くなった土の上には、小さくて粒状のフンがいくつも落ちていて、正直かなり気持ち悪かった。防虫ネットは「冬だし大丈夫だろう」と外していて、葉は青々していたから余計にショックだった。風が強い日が続いていて、葉がバサバサ音を立てる中、誰かに食われた現場を見た気分だった。

その時は、虫かネズミか分からず、しばらく畑の前で立ち尽くした。鳥だとは思いつつも、ここまで綺麗に切るものなのか、と半信半疑だった。葉を触ると切り口は乾いていて、冷たい空気の匂いと混ざって妙に現実感があった。ああ、やられたんだな、と心の中でつぶやいた。

悔しかったのは、少し前まで順調だったことだ。寒さで生長が止まり気味な中、やっと新しい葉が大きくなってきた矢先だった。春菊やチンゲンサイは無事なのに、小松菜だけ集中的にやられているのも腹立たしかった。朝の静かな時間に、鳥に先を越されたと思うと、なんとも言えない虚しさが残った。

振り返ると、この失敗は「冬は虫がいない=安全」という思い込みが原因だった。ヒヨドリが冬場に青菜を狙うことは知識としては知っていたのに、実感がなかった。風が強く、餌が少ない時期ほど、柔らかい葉物に集中することを、その時は想像できなかった。被害の痕跡があまりにも整っていて、逆に油断していたのもある。

後から考えれば、防虫ネットでも不織布でも、軽く被せておけば防げた話だった。端をしっかり留めることや、ヒヨドリが好む順番を意識することも、もっと早く意識すべきだった。次に同じ状況になったら、寒いからといって油断しない。そう自分に言い聞かせるしかなかった。



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