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夜咲き睡蓮タパジョスドワーフを一株にしなかった失敗|小型容器で花が上がらなかった理由

2026-01-27

初めて夜咲き睡蓮に挑戦した夏の始まり。40cmの睡蓮鉢に5号鉢で植え付けたタパジョスドワーフは、葉だけは順調に増えていった。夜になると水面が静まり返り、湿った空気の匂いが漂う中で、今日は咲くかもしれないと毎晩覗き込んだ。でも花芽は一向に見えず、葉ばかりが重なっていった。昼間は仕事で見られないから、夜咲きにしたはずなのに、その夜が虚しかった。

植え付けのとき、芋から複数の芽が出ているのを見て、もったいない気がしてそのまま植えてしまった。それが悪かったのかどうか、その時は分からなかった。葉は元気だから問題ないはずだと、自分に言い聞かせていた。水に手を入れるとぬるく、夏の匂いがして、それだけで安心してしまっていた。

時間が経つにつれて、期待が焦りに変わっていった。夜になっても咲かない睡蓮を見ていると、選んだ品種を間違えたのかと疑い始めた。せっかく夜に楽しめると思ったのに、ただの葉っぱだけの鉢になってしまった。静かな夜に水面を見つめながら、失敗したな、と心の中で何度も繰り返した。

後で知ったのは、タパジョスドワーフは植え付け時に必ず一株に分ける必要があるということだった。バルブのまままとめて植えたことで、力を分散させてしまっていたらしい。当時は元気に見える葉だけを見て安心していたけれど、花を咲かせる力は別のところで消耗していたのだと思う。次に挑戦するときは、その一点だけは忘れないようにしたい。



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