園芸の失敗談データベース
短くまとめた読みやすい体験談・失敗談

水耕栽培で根切りしたら一気に弱った話 メネデール漬けでも回復しきれなかった失敗体験

2026-01-28

秋口、気温が少し下がり始めた頃に水耕栽培の株が窮屈そうに見えて、思い切って根切りをした。容器の中は根がびっしりで、水の流れも悪そうに感じた。ハサミで太い根を何本か切り、葉も少し落としてからメネデール希釈液に一週間ほど漬けた。水温は25℃前後、直射日光は避けて管理していた。

作業直後は、これでスッキリして元気になるはずだと勝手に期待していた。でも数日経っても新しい根の勢いは弱く、元気だった株でも葉の張りが明らかに落ちた。結局、完全に元の調子には戻らなかった。今思えば、楽観的すぎた判断だった。

根を切った後の苗を見ていると、申し訳なさと不安がじわじわ出てきた。葉の色が少しずつくすんでいくのを見るのがつらくて、何度も容器を覗き込んだ。水は濁っていないか、根は腐っていないか、毎日同じ確認を繰り返していた。

当時は、根切りはリフレッシュになるという話だけを信じていた。どれくらい切るとダメージになるのか、植物ごとの違いも考えていなかった。水耕栽培は土より回復が早いだろうという根拠のない思い込みもあった。

後から考えると、根切りの必要性自体をもっと疑うべきだったと思う。詰まりそうだから切る、という短絡的な判断だった。根の状態を観察して、部分的に整理するだけでもよかったかもしれない。一度切った根は戻らない。その重さを、あのときはちゃんと理解していなかった。



水耕栽培の記事をまとめて見る