ニラをプランターで初収穫したら繊維質だらけで固くて食べられない…ハイポネックス液体と日光で迷った失敗談
ニラを種から育てて、プランターで初めての収穫を迎えたのは、たしか暑さがまだ残ってる時期だった。ベランダに出ると、コンクリがじんわり熱くて、鉢の土も乾きやすい。朝、水をやると土の匂いが一瞬だけ立って、ちょっと安心する。肥料はハイポネックス液体をあげてた。ちゃんと育ててる気がして、わたしはそれが嬉しかった。葉はそれなりに伸びて、見た目は「食べられそう」だったから、わくわくしながらハサミを入れた。
でも、食べたら固かった。口の中に繊維が残って、噛んでも噛んでも飲み込めない。ニラってもっと柔らかいイメージだったのに、わたしのニラは硬くて、草っぽくて、悲しかった。せっかく自分で育てたのに、「おいしい」に届かない。あれ?何が悪かったの?って、頭が真っ白になった。
その時の気持ちは、ほんとに情けなかった。育てた時間って、毎日の水やりとか、葉の伸び具合を見てニヤニヤした時間とか、暑い日に汗だらだらで世話した時間とか、積み重なってる。だから一口目で「固い」ってなった瞬間、全部否定されたみたいに感じた。プランターの前にしゃがんで、葉を指でこすって匂いを嗅いで、「ちゃんとニラの匂いなのに…」って小さく落ち込んだ。次に切るのが怖くなって、でも放置も怖くて、気持ちが行ったり来たりした。
あとで調べたら、日光をあげすぎると固くなる、みたいな話にぶつかった。夏の強い日差しの下にずっと置いてたから、もしかしてそれ?って思った。けど、確信はなかった。遮光したほうがいいのか、でも遮光したら弱るのか、わたしには判断の軸がなくて、ただ不安だけが増えていった。しかも、穂が出る直前は固くなるって話も見かけて、じゃあタイミングなの?ってまた迷う。原因が一つじゃない感じがして、余計にしんどかった。
振り返ると、わたしは「初収穫」という言葉に引っ張られて、タイミングと状態をちゃんと見てなかった気がする。葉の見た目が伸びてる=食べ頃、って短絡で決めた。あと、ハイポネックス液体をあげてたことで、どこか安心して、日差しの強さや葉の質感の変化を丁寧に見なくなってたかもしれない。ほんとは触ったときの硬さ、切ったときの繊維の感じ、匂いの立ち方、そういう小さいサインを拾って「今は違うかも」って立ち止まるべきだった。わたしの失敗は、ニラが固くなったことだけじゃなくて、迷ってるのに勢いで切ってしまったこと、その焦りそのものだったんだと思う。
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