虫が多すぎて強い薬を一気に撒いたら後悔した話|ダントツアファーム皆殺し散布の失敗体験
2026-01-29
初夏の庭は正直、虫だらけだった。カミキリムシの成虫が飛んでくるし、コガネムシは葉をかじる。カメムシは蕾に口を突っ込んでいるし、オオタバコガの若齢幼虫まで見つかった。朝の涼しいうちに確認しただけでこれだけいて、正直気持ち悪さと焦りで頭がいっぱいになった。ここ数日、蕾が落ちるのも続いていて、もう我慢できなかった。
勢いで、みどりさん直伝だというダントツアファーム皆殺しを全面散布した。散布中は独特の薬剤の匂いが鼻につき、霧が葉に当たる音を聞きながら「これで全部いなくなれ」と半ば怒り任せだった。終わった直後はスッとした気分だったのも事実だ。
でも、数日後、庭の空気が変わった。虫が減ったのは確かだけど、同時に何もいなくなった感じがした。葉の裏を見ても、動くものがほとんどいない。静かすぎて、逆に不安になった。効きすぎたのかもしれない、と遅れて思った。
その時の自分は、完全に追い詰められていた。被害を受け続けるストレスで、考える余裕がなかった。多少強い方法でも仕方ない、そう自分に言い聞かせていた。でも、散布後の違和感はずっと残った。庭に近づくと、いつもの生き物の気配がなくて、少し怖かった。
なぜこうなりやすかったのかというと、被害の数だけを見て判断してしまったからだと思う。虫の種類やタイミング、株の状態を落ち着いて見られなかった。当時は「全部敵」に見えていた。
後から振り返ると、段階を踏む選択肢もあったはずだった。一気に強いものに頼る前に、被害の出方をもう少し観察するとか、部分的な対応をするとか。あの時はそれができなかった。ただ、焦っていただけだった。
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