園芸の失敗談データベース
短くまとめた読みやすい体験談・失敗談

9月上旬に植えた秋じゃがが全然発芽しない…関西で遅れて芽が出たけど間に合うのか不安になった話

2026-01-29

9月8日、少し芽が動き始めたジャガイモを畑に埋めた。場所は関西の平野部で、昼間はまだ夏の延長みたいな暑さが残っていた頃だ。最高気温が30℃を下回るまで待てという話を信じて、周りより少し遅めの植え付けだった。土はしっとりしていて、手で握るとひんやりする感触があったのに、そこからが長かった。1週間、2週間経っても地表に変化がなく、毎朝畑を覗いては何もない土を見て帰る日が続いた。腐っているんじゃないか、深植えしすぎたんじゃないかと、胸の奥がずっと重かった。

ようやく10月に入ってから、ひょっこりと芽が地上に顔を出した。その瞬間は正直ほっとした。土の中でドロドロに溶けている最悪の想像をしていたからだ。でも安心したのも束の間で、今度は「この時期から伸びて間に合うのか?」という不安が湧いてきた。霜、気温、日照、全部が気になって頭の中が落ち着かない。芽が出たのに喜び切れない感じだった。

発芽しなかった期間は、畑に行くたびにため息が出ていた。近所の人の畝はもう青々しているのに、自分のところだけ静かで、見えないところで失敗している感覚がつらかった。腐敗しているイメージや、今年は半分くらいダメなんじゃないかという考えが何度も浮かんで、植えた判断そのものを後悔していた。

今振り返ると、気温の安定を待ったつもりでも、地温や雨のタイミング、深さの違いをちゃんと考えていなかった気がする。教科書的な「30℃以下」という目安だけを頼りにして、地域の癖やその年の気候のブレを軽く見ていた。当時は正解を探しているつもりだったが、実際は判断を先延ばしにしていただけだった。

後から思うのは、発芽が遅れても一概に失敗と決めつける必要はなかったということだ。土の中の状態は掘らないと分からないし、芽が出るタイミングにはかなり幅がある。早く結果を求めすぎて、気持ちだけが先走っていた。もう少し「待つ」という選択肢を信じてもよかったんだと思う。



ジャガイモの記事をまとめて見る