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植えて10年経っても柿が実らない原因が分からず悩んだ話|柿の木を育てたつもりだった勘違い

2026-01-29

倉庫を建てるために古い柿の木を伐採し、新しく苗を植えたのが10年前。毎年、葉はよく茂るし、病気もなさそう。「そのうち実が成るだろう」と気長に待ってきた。でも10年経っても、一度も実が付かない。

秋になるたびに、周囲の家の柿が色づくのを見て、なんとも言えない気持ちになった。「うちは何が違うんだろう…」と木を見上げても、答えは出ない。剪定もそれなりにやってきたつもりだったし、枯れもしない。それなのに実だけが無い。

当時は、柿は放っておいても実が成るものだとどこかで思っていた。ご先祖が植えた木が普通に実っていた記憶が、そのまま基準になっていたんだと思う。「育てている」というより、「あるものを見ている」感覚だった。

なぜ勘違いしたのか。振り返ると、更新剪定や受粉、品種の特性について深く考えたことがなかった。木が元気=問題なし、という短絡的な判断をしていた。当時の自分は、柿の木を“理解しよう”としていなかった。

今は、10年という時間を無駄だったとは思いたくない。でも、「実が成らない」という現実を突きつけられたあの日の虚しさは忘れられない。あれは確実に、自分の思い込みが招いた結果だった。



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