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平核無の剪定を甘く見て枝が地面についた失敗談|実の重さを想定できなかった初心者の後悔

2026-01-29

春先の剪定で、「まあこのくらいでいいか」と残した枝があった。平核無の若木で、4年目。勢いもありそうだし、少し長めに残しておいたほうが実も付きやすいだろう、そんな軽い気持ちだった。剪定直後は枝も上向きで、特に違和感はなかった。

秋になって実が付き始めると、状況は一変した。実が太るにつれて枝がどんどん下がり、気づけば地面すれすれ。「え、こんなに下がるの?」と慌てて支柱を立て、麻紐やマイカー線で吊り上げたけれど、見た目も悪いし作業も面倒だった。収穫時も腰をかがめっぱなしで、正直しんどかった。

そのときの気持ちは、情けなさと後悔が入り混じっていた。「剪定の時にちゃんと想像しておけば…」と何度も思った。写真を撮って見返してみても、春の自分はあまりに楽観的だった。実が成ったあとの重さを、頭ではわかっていたつもりだったのに、実感として理解していなかった。

失敗が起きやすかった理由は、柿の“実が付いた後の姿”を経験として持っていなかったからだと思う。教科書的な知識はあっても、自分の木がどう変化するかは別問題だった。当時は「剪定=形を整える作業」くらいにしか考えていなかった。

今なら、剪定の段階で「秋にはここまで下がる」と強く意識する。勢いのある枝ほど、実の重みを想定して切る。それを怠ると、後で必ずツケが回ってくる。あの枝を見下ろしながら作業した日の疲労感は、今でもよく覚えている。



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