園芸の失敗談データベース
短くまとめた読みやすい体験談・失敗談

芽が出たチューリップ球根を放置してしまった話 植え遅れの焦りと冬の後悔

2026-01-29

正直に言うと、完全に忘れていた。「来週植えよう」「今週末こそ」と思い続けて、気づいたら年を越していた。寒いし忙しいし、まあ大丈夫だろう、と後回しにした結果だった。

1月下旬、関東で日中は少し暖かい日が続いた頃、保管していたチューリップ球根を見たら、薄緑色の芽が1cmほど伸びていた。「やばい…」と思った瞬間、心臓がドキッとした。説明書には“早めに植える”と書いてあったけど、もう遅い気がして不安になった。

そのときの気持ちは、「今さら植えても咲かないんじゃないか」「でも捨てるのは嫌だ」という葛藤だった。土に触れたとき、冷たくて少し湿った感触が手に残った。風も冷たくて、「こんな時期にごめんな…」と球根に話しかけていた。

なぜ植え遅れたのかといえば、完全に自分の段取りミスだった。球根は生きているのに、物みたいに扱ってしまった。芽が動き出すまで放置していたことに、その時点でようやく気づいた。

後から振り返ると、完璧なタイミングじゃなくても、とにかく植えるべきだったと思う。迷っている時間が一番のロスだった。「どうしよう…」と悩んでいる間にも、球根は動いている。その事実を、身をもって知った冬だった。



チューリップの記事をまとめて見る