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ムスカリを植えっぱなしにしたら真夏前に芽が出た…掘り上げ忘れで徒長した失敗体験

2026-01-29

今年の9月下旬、まだ日中は30度近くまで上がる関東のベランダで、鉢を整理していたときに違和感に気づいた。春に咲き終わったまま放置していたムスカリの鉢から、細長い芽がにょろにょろと顔を出していた。掘り上げるつもりでいたのに、忙しさにかまけてそのままにしていたのが原因だと思う。朝の空気はまだ蒸していて、土を触るとほんのり生温かい。こんな時期に芽が出るなんて想定していなかった。

正直、見つけた瞬間は「やっちゃったな…」という独り言しか出なかった。植えっぱなしは楽だと思っていたし、毎年問題なかったから油断していた。球根ものは多少雑でも大丈夫だろう、そう思い込んでいたのが間違いだった気がする。

芽を見たときは不安だった。細くて色も薄く、いかにも頼りない。これ、このまま冬を越せるのか? 徒長して春に咲かないんじゃないか? そう考えると胸の奥がじわっと重くなった。掘り上げていれば、こんな中途半端な時期に芽を動かさずに済んだのに、と後悔ばかりが浮かんだ。

今振り返ると、球根の休眠を完全に理解していなかったと思う。秋が近づいても地温が高いままだと、球根が勘違いして動き出すことがある、そんな基本的なことを知識としては聞いていたのに、自分の鉢では起きないと思っていた。毎年同じ管理でいけるという思い込みが一番の落とし穴だった。

次からは、春に花が終わった時点でスケジュールに掘り上げ日を書き込むつもりだ。掘るか、完全に日陰で乾かすか、その判断を曖昧にしない。楽をした結果、余計に気を揉むことになると身にしみて分かった出来事だった。



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