ラナンキュラスの蕾が折れた…春の暴風雨で背丈70cmに伸びた株が倒れた失敗談
4月の半ば、暖かい日が続いた後に急に天気が崩れた。朝から風が強く、空はどんよりしていて、嫌な予感はしていた。ベランダに置いていたラナンキュラスは、今年はやけに背が高く、花茎も細長く伸びていた。ジベラをかけた影響かもしれないけど、その時は「よく育ってるな」としか思っていなかった。昼過ぎから暴風雨になり、鉢がガタガタ揺れて、葉っぱがこすれる音がずっと鳴っていた。怖くなって様子を見に行ったら、すでに何本かの茎が根元から折れていた。蕾も花も、横に倒れて地面を向いていた。
その瞬間、胸がギュッとなった。せっかく咲き始めたお気に入りの青みピンクの花だったのに、無残な姿だった。水やりや肥料のタイミングを考えて大事にしてきたつもりだったけど、自然の力の前では何もできなかった。折れた茎を手に取ると、まだ青臭い匂いがして、「ああ、これ生きてたんだよな」と思って、余計につらくなった。ちゃんと支柱を立てておけばよかった、と後悔ばかり浮かんだ。ラックスほど丈夫じゃないって、どこかで見たのに、油断していた。
今振り返ると、背丈が高くなりすぎていた時点で危険信号だったんだと思う。花が重くなっているのに、茎はヒョロヒョロのままだった。風に弱いのは分かっていたはずなのに、「今年は大丈夫かも」と勝手に期待していた。水切れを怖がって、逆に徒長させてしまったのかもしれない。あの時は、根元をよく見ず、葉の勢いだけで安心していたんだよな。
もしあの頃に戻れるなら、鉢の置き場所を見直したかった。西日まで当たる場所じゃなくて、建物の東側に移しておけば、多少は違ったかも。台風みたいな天気予報が出た時点で、軒下に避難させるべきだった。ラナンキュラスは華やかだけど、守らないとあっけなく崩れる花だと痛感した。もう同じ思いはしたくない。
花びらが散った鉢を見て、しばらく何もできなかった。綺麗だった時間が、一瞬で終わった感じだった。植物を育てるって、楽しいだけじゃないんだなと、静かに思った。
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