園芸の失敗談データベース
短くまとめた読みやすい体験談・失敗談

名札なしの小さな球根を処分して後悔…葉が消えた後に見分けられなかった勘違い体験

2026-01-30

鉢植えで育てていた小さな球根植物を整理していたときのこと。すでに葉は枯れ落ち、土の表面には何も残っていなかった。名札も付けていなかったため、どの鉢に何が植わっているのか分からない。鉢を持ち上げると軽く、振ると中でカラカラと音がした。正直、その時点で「もう終わったもの」だと決めつけていた。

そのまま土を崩し、小さな球根を見つけたけれど、判断がつかなかった。ニラのような匂いがする白い花の球根で、以前、暴殖して困った記憶がよぎった。あれと同じだろう、そう思い込んで処分した。ゴミ袋に入れる瞬間、少しだけ胸がチクッとしたけれど、深く考えなかった。

数日後、ふと「あれは本当に不要だったのか」と不安になった。葉がない=枯死、という短絡的な考えに支配されていたことに気づいた。球根植物の中には、休眠して姿を消すものがある。その知識が頭から抜け落ちていた。後悔の気持ちがじわじわと広がり、土の匂いや手に残った感触を思い出して、なんとも言えない気分になった。

当時は整理を急いでいて、ゆっくり考える余裕がなかった。名札を付けなかった自分の雑さと、経験不足が重なった結果だったと思う。小さな球根だから大丈夫、という根拠のない判断も、今なら危うさが分かる。

今振り返ると、処分する前に一度保管して様子を見る選択肢があった。葉がなくても、球根は生きていることがある。その当たり前を、実体験として失って初めて理解した。あのとき捨てた球根が何だったのか、今でも分からないままだ。



球根の記事をまとめて見る