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アネモネの球根を掘り上げたら全部溶けて消えた…夏越し判断を誤った失敗体験

2026-02-11

掘り上げる瞬間までは、正直そこまで不安じゃなかった。「今年もちゃんと球根取れるだろう」と、どこか楽観していた。5月下旬、暑くなり始めた頃。うどん粉も出てきて見た目も悪くなり、そろそろ撤収しようと思った。

スコップを入れた瞬間、嫌な予感がした。手応えがない。掘っても掘っても、球根が出てこない。あったはずの場所が、ぬるっとした感触だけ。「え?」と声が出た。結局、全部溶けて消えていた。

原因は思い当たる。雨が続いた時期に、掘り上げるタイミングを迷って先延ばしにした。まだ花が少し上がるからと様子を見続けた。その間、土は湿ったままだった。

見つけた瞬間は、ただ呆然とした。あれだけ世話したのに、一気にゼロ。「なんであの時、決断できなかったんだろう」と後悔しかなかった。手袋越しに伝わる土の冷たさが、妙に現実的だった。

結局、その年は球根は全滅。翌年は新しく買い直すことになった。費用も時間も無駄にした気がして、しばらくアネモネを見るのがつらかった。

振り返れば、咲き終わりの見苦しさに引っ張られすぎた。球根を太らせるか、花壇を優先するか、早めに決めるべきだった。迷って動けなかった自分の弱さが、いちばんの原因だった。



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