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フェイジョアは自然受粉すると思い込んだ…住宅地で虫不足に悩んだ話

2026-01-30

最初は「そのうち虫が来るだろう」と楽観的だった。でも春が終わっても、実が膨らむ気配はなかった。花はきれいに咲いたのに、それだけで終わってしまった年のことを、今でもよく覚えている。

住宅地の庭でフェイジョアを育て始めて2年目の春。品種違いで2本植えていたから、受粉条件は揃っていると思っていた。ところが、周囲は家ばかりで、ハチやチョウはほとんど見かけない。開花期も静かで、花が落ちる音だけがやけに印象に残った。

「やっぱりダメだったか…」と、肩を落とした。自然受粉を期待して何もしなかった自分の判断が、じわじわ重くのしかかった。虫が少ない環境だという現実を、頭ではわかっていたはずなのに、心のどこかで都合よく考えていた。

フェイジョアは虫媒花だという基本を、体感として理解していなかった。自然が少ない場所では、人が手を出さないと結果が出にくい。その当たり前に、後から気づいた感じだった。

次の年は人工授粉を意識するようになった。放置しても育つ部分と、放置すると失敗する部分がある。その境目を知ったのが、この経験だった。



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