イングリッシュローズ裸苗を冬に植えたら8割枯れた話|デビッド・オースチン裸苗でやりがちな勘違い
2026-01-31
真冬の一月、デビッド・オースチン公式から届いたイングリッシュローズの裸苗を、届いてすぐ庭に植え付けた。関西の住宅地で、夜は氷点下近くまで冷え込む日もあり、昼間は乾いた冷たい風が吹いていた。植え付け後は「動かさない方がいい」と思い込み、ほとんど触らずに過ごした。三ヶ月ほど経った春先、芽吹きを待って毎日株元を見ていたが、反応があるのはわずかで、気づけば植えた裸苗の八割が沈黙したままだった。
最初は「まだ寒いからだよね」と自分に言い聞かせていた。周りでは新芽が動き出しているのに、自分のバラだけが静まり返っている感じがして、不安がじわじわ膨らんだ。一本、また一本と枝先が乾き、触るとパリッと音がする。「あ、これ死んでるかも…」と胸が締めつけられた。慌てて水やりを増やしたり、防寒を強化したりしたが、状況は変わらなかった。
一番つらかったのは、原因が分からなかったことだ。「自分の育て方が悪かったんだ」「もうバラ向いてないのかな」と頭の中で同じ言葉がぐるぐる回った。植えた日の冷たい土の感触や、裸苗の乾いた根の軽さが、あとから何度も思い出された。「もっと何かできたはずだったのに」と後悔ばかりだった。
振り返ると、裸苗が置かれてきた環境と、日本の冬の扱いを甘く見ていた気がする。検疫で根がほとんど落とされていることや、実質新苗に近い状態だという意識がなかった。当時は「冬に植えれば春に一気に来る」という期待だけで、根の状態や仮植えという選択肢を考えなかった。
今思えば、すぐに大きな鉢で養生させる、根の様子を確認する、といった段階を踏むべきだったのだと思う。結果論だけど、「庭に植えたから安心」ではなかった。あのときの静かな冬の庭と、動かない株元の光景は、今でも忘れられない体験だ。
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