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雨続きでラズベリーがまずい…梅雨ど真ん中収穫で味を落とした失敗体験

2026-02-02

その年の梅雨はとにかく雨が多く、ほとんど毎日空が灰色だった。気温はそこそこ高いのに日照が足りず、鉢土は常に湿ったまま。そんな状況でも実は順調に色づいていき、「今年もいけそうだ」と油断していた。品種はいくつかあったが、どれも同じようなタイミングで収穫期に入っていた。

いざ食べてみると、どの実も驚くほど味が薄い。甘みも香りも弱く、「え、こんなにまずかったっけ…」と声が出た。去年はもっと美味しかった記憶があるのに、今回は家族も無言になるレベルだった。軒下に避難させた鉢もあったが、受粉がうまくいかず、灰色カビ病まで出てきて気分は最悪だった。

「雨のせい?」「肥料切れ?」と原因を探しているうちに、どんどん不安が膨らんだ。せっかく実ったのに美味しくないという事実が、妙に心に刺さった。「こんな天気じゃどうしようもないのか…」と、育てている意味すら分からなくなった瞬間もあった。

振り返ってみると、天候に左右されやすい果物だということを軽く見ていた。晴天が続かないと糖が乗らないという基本的な特徴を、頭では知っていたのに実感として理解していなかった。梅雨と夏果が重なる時期に「去年と同じ味」を期待したのがそもそもの間違いだった。

今なら、味が落ちる年がある前提で気持ちを構えると思う。無理に評価せず、「今年は天気が悪かった」と切り分ける視点が必要だった。天候に振り回されて一喜一憂しすぎたのが、一番の疲れポイントだったと感じている。



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