園芸の失敗談データベース
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精米所の米ぬかにコナダニ?|無料米糠を持ち帰って後悔した家庭菜園の失敗談

2026-02-03

袋を開けた瞬間、違和感があった。「あれ、こんな匂いだったっけ」。甘いような、こもったような匂いが鼻についた。よく見ると、表面がわずかに動いている気がして、背中がゾワッとした。正直、その場で袋を閉じたくなった。

時期は春先。精米所の奥に残っていた米ぬかをレジ袋に詰めて持ち帰った。量は多くなかったし、「どうせすぐ使うから」と深く考えずに家の物置に置いた。その数日後、使おうとして袋を開けたときだった。細かい粉の中に、目を凝らすとわかるレベルの小さな動き。「もしかして…」と嫌な予感がした。

気持ち悪さと後悔が一気に押し寄せた。「なんでちゃんと確認しなかったんだろう」「無料だからって油断しすぎた」。家の中に持ち込んでしまったことも怖くなって、しばらくその袋に近づけなかった。頭の中では、畑どころか家の中にまで影響が出る想像ばかりが膨らんでいった。

今思えば、精米所の管理状態や保管期間なんて気にも留めていなかった。奥に残っていたもの=ラッキー、くらいの感覚だった。粉物は状態が変わりやすいという基本的なことすら、当時は意識していなかった。「米ぬかは自然のものだから大丈夫」という、根拠のない安心感があったんだと思う。

後から振り返ると、持ち帰った後の扱い方も雑だった。すぐに使わないなら、それなりの覚悟や工夫が必要だったはずだ。「無料だから失敗してもいい」なんて思っていたわけじゃないのに、行動は完全にそうだった。あの袋を開けた瞬間のゾワっとした感覚は、今でも忘れられない。



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