涼しくなった途端にきゅうりがベタベタになった アブラムシ大量発生を甘く見た初心者の後悔
きゅうりの葉がやけにテカテカしているのに気づいたのは、暑さが少し和らいだ頃だった。「水やりすぎたかな?」くらいに思って、深く考えなかったのが始まりだった。よく見ると葉裏に小さな虫がびっしり付いている。「うわ、アブラムシじゃん…」。でもその時は、真夏を越した達成感もあって、どこか油断していた。
9月下旬から10月初め、日中は過ごしやすく、朝晩は少しひんやりする季節。きゅうりはまだ元気で、実もそこそこ付いていた。ところがある日、鉢の縁や近くの植物の茎にも黒っぽい点が動いているのを見つけた。アブラムシが歩いて移動しているのを見て、背中がゾワッとした。「え、他の鉢にも?」という焦り。涼しくなって吸えなかった分、肥料を一気に吸って増えたのかもしれない、と後から思った。
その時の気分は最悪だった。手で潰すと指がベタつくし、甘ったるい匂いが残る。「なんでちゃんと見てなかったんだろ」。毎日水やりはしていたのに、葉裏を確認する余裕がなかった。見たくないものを見ないようにしていた自分に、じわじわ腹が立ってきた。
慌ててスプレーを使ったが、最初はきゅうりだけに噴霧していた。他の鉢は大丈夫だろうと思ったからだ。結果的にそれも甘かった。数日後、別の植物にも同じようにアブラムシが付いているのを見つけて、完全に心が折れた。その後は全部の鉢を対象にして、何度か間隔を空けて対処することになった。
振り返ると、失敗の原因は「季節的にもう大丈夫」という思い込みと、部分的な対処だった。真夏を乗り切ったことで安心しきって、秋の害虫を軽く見ていた。アブラムシが移動することも、頭では知っていたのに現実として想像できていなかった。
今なら、きゅうりに限らず一つ見つけたら周囲全部を疑う。ベタつきや葉色の変化を見逃さない。あの時の「まあいいか」が、被害を広げた一番の原因だったと思っている。
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