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ルビーレッドの種をまいたら全滅…ナメクジ被害を甘く見た春の実生キウイ失敗体験

2026-02-07

「芽、出てきた!」と喜んだのはほんの一瞬だった。スーパーで買ったルビーレッドを切り、種を洗って土入りトレーにまいたのが3月末。数日後、小さな芽が一斉に顔を出し、未来への期待で胸が膨らんだ。だが数日後、トレーを見て言葉を失った。

場所は九州北部の庭先。夜はまだ肌寒いが、昼は春らしい湿り気のある空気。朝トレーを見ると、昨日まであった芽が消えている。倒れているのではなく、跡形もない。「え…?」と声が出た。よく見ると土表面にぬめっとした跡があり、嫌な予感が確信に変わった。

正直、ナメクジを完全に舐めていた。「布でもかければ大丈夫だろ」と軽く考えていた自分を殴りたい。翌朝には残りの芽も消え、何もない土だけが残った。「全部かよ…」と膝が抜けそうだった。

その後、対策を調べて知ったのが、ナメクジは土中に卵を産むという事実だった。上に覆いをしても意味がない。もう一度挑戦する気力はあったが、同じ失敗を繰り返すのが怖かった。

失敗の原因は完全に知識不足だった。発芽の喜びに気を取られ、夜間の害虫という視点が抜けていた。春先の湿った環境は、芽だけでなくナメクジにとっても好条件だった。

今なら、最初から防除を前提に考える。小さな芽ほど無防備で、守る側が油断した瞬間に消える。あの時の空っぽのトレーは、今でも妙に鮮明だ。



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