キウイ4年目で摘果しすぎたかも…葉5枚基準を信じて実を落とした初心者の迷いと後悔
正直いまも「そんなに落とさないといけなかったのか?」という気持ちが残っている。初めて本格的に摘果した年で、正解が分からないままハサミを入れた。葉は元気だし、樹も太っている。でも実が減った棚を見ると、やりすぎたのではと何度も考えてしまう。美味しいキウイを少し食べたいだけだったのに、欲張らなかったつもりが逆に怖くなった。
植え付けから4年目、実が付くのは2年目の夏だった。場所は関東、梅雨明け後で蒸し暑く、フェンス沿いに仕立てたキウイは勢いよく葉を広げていた。去年は3個ほどしか実がならず放置。今年は花が多く、葉数を基準に「実1個に葉5枚」を目安に摘果した。亜主枝ごとに数を減らしたが、途中から手が止まり、枝を眺めては迷った。
摘果中はずっと不安だった。「落としすぎたら今年も数個だけになるんじゃないか」「でも残しすぎると小さくなるって聞くし…」と独り言が止まらない。実を落とすたび、手に残る感触と青い匂いが妙に罪悪感を刺激した。初めての作業で、誰かに見られているような落ち着かなさがあった。
結果として、残した実は順調に太っている。ただ数は明らかに少ない。今のところ落果もなく、見た目は良好だが、収穫量を想像すると少し寂しい。追肥はせず、水やりだけ注意している。今後どうなるかはまだ分からないが、「もう少し残してもよかったのかもしれない」という思いは消えない。
失敗しやすかった理由は、基準を数字だけで考えてしまったことだと思う。葉の数だけを見て、枝の勢いや樹全体の余力をちゃんと見ていなかった。当時は初摘果で緊張していて、経験者の「様子を見ながら増減」という言葉が頭から抜け落ちていた。
後から振り返ると、一度に全部決めなくてもよかった。最初は軽めに摘果して、数週間様子を見てから追加で落とすという考え方ができたはずだ。焦って結論を出したのが一番のミスだったと、今は思っている。
キウイの記事をまとめて見る