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紅妃キウイが何年育てても50g止まりだった話|フルメットも摘果もやったのに大きくならなかった失敗体験

2026-02-07

正直に言うと、今でも少し納得できていない。紅妃は「大きくて甘い」「100g超えも普通」と何度も見聞きして、期待して植えた。結果は毎年50g前後。収穫のたびに「今年こそは…」と独り言を言いながら、秤に乗せてため息をついていた。

植えたのは西日本の平野部。夏は夜でも蒸し暑く、7月〜8月は最低気温が25℃を下回らない日が続く。春は受粉を意識して人工授粉もしたし、フルメットもブドウ用に持っていたものを使った。摘果もかなり攻めて、1枝に2果くらいまで落とした。それでも実は膨らまない。色づきも悪く、赤くなる前に秋が来てしまう感覚だった。

「何か見落としてる?」と毎年不安になった。肥料か、剪定か、日照か。ネットを見ると同じ2年目でも100g超えの写真が並んでいて、正直かなり凹んだ。「うちだけ失敗してるのか」と何度も思ったし、「この苗、外れだったんじゃ…」という疑念も消えなかった。

実際にできることはほぼやり尽くした。受粉は人工、摘果は徹底、フルメット処理も実施。それでも結果は変わらない。最後は「枝変わりで小さくなった個体なのかもしれない」「そもそも土地と合ってないのかも」と自分を納得させる方向に気持ちが傾いていった。

今振り返ると、当時は“紅妃なら大きくなるはず”という思い込みが強すぎた気がする。苗の個体差や地域差を軽く見ていた。失敗というより、期待値を上げすぎていたんだと思う。次は接ぎ木で別系統を試すか、潔く別品種に切り替える。それが今の正直な結論だ。



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