園芸の失敗談データベース
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紅妃の枝が実の重みで折れかけた話|皮一枚でつながった枝を前に迷った判断

2026-02-06

嫌な音がした気がした。強風でも台風でもない、ただ天気が荒れた日のあと。紅妃を見に行くと、実が付いた部分から枝が折れて、皮一枚でつながっていた。「あ、終わったかも」と思った。

枝は斜めに垂れ下がり、実の重さで今にも完全に折れそうだった。触ると、繊維が裂けた匂いがして、生木特有の青臭さが鼻についた。このまま支えれば助かるのか、それとも諦めて切るべきか。頭の中でぐるぐる考えた。

「捨てるしかないかな」。そう呟きながらも、なかなかハサミを入れられなかった。ここまで育てた実だし、枝だって元気だった。迷っているうちに時間だけが過ぎた。

結局、無理はさせない方がいいと判断して切った。でも、切った直後は後悔が押し寄せた。「支柱立てておけばよかった」「摘果しておけば…」。切り口を見ていると、全部自分の判断ミスに思えてきた。

原因ははっきりしている。実を付けすぎたことと、枝の強度を甘く見ていたこと。天候のせいにしたくなったけど、管理不足だった。

次は、実が付き始めた段階で枝の負担を見る。折れてから考えるのでは遅い。皮一枚で残った枝の感触は、しばらく忘れそうにない。



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