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キウイ紅妃の根を切ったら別の芽が大量発生した話|花壇整理でやってしまった台木トラブル体験

2026-02-07

正直、最初は「まあ切ったし大丈夫だろう」と思っていた。5年育ててきたキウイの紅妃、その隣の花壇を整理しただけだった。根がはみ出してきて邪魔だったから、スコップでザクッと切って捨てた。それだけのつもりだったのに、数週間後、土の表面からキウイそっくりの芽が顔を出した。「あれ?こんな所に植えたっけ…?」と、嫌な予感がした。

場所は関東の住宅地、5月下旬。気温は20度を超え、土は乾き気味だった。最初は2本だけだった芽が、数日おきに増えていき、気づけば4本、さらに2本と増殖していった。紅妃の勢いとは違う、妙に野性的な伸び方だった。葉の形は似ているのに、どこか粗い。触ると少し硬く、色も濃い気がした。

「え、これって全部紅妃?」と期待と不安が入り混じった。せっかくなら増えたら嬉しい、でも何かおかしい。夜に一人で眺めながら「切った根から苗ができるなんて聞いたことないぞ…」とモヤモヤした。失敗したかもしれない後悔と、もったいないという気持ちが交互に湧いた。

結局、抜かずに育ててみることにした。掲示板で調べると、根から芽が出ること自体は珍しくないらしい。ただし、それは接ぎ木の台木の性質が出るとのこと。紅妃そのものではない可能性が高いと知って、少しガッカリした。「じゃあ、期待しても意味ないのか…」と肩を落とした。

今振り返ると、整理の時点で紅妃が接ぎ木苗だという意識が完全に抜けていたのが原因だった。根は全部同じだと思い込んでいた。当時は花壇をスッキリさせたい気持ちしかなく、先のことを考えていなかった。根を切る=終わり、そう単純に考えていたのが甘かったんだと思う。



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