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寒冷地で紅妃が凍死…赤系キウイの耐寒性を誤解していた冬越しの後悔

2026-02-07

「今年こそいけると思ったんだけどな…」と、黒く枯れた紅妃の枝を前に立ち尽くした。場所は内陸の寒冷地で、冬は−10℃近くまで下がる。香緑は問題なく育っていたため、赤系も大丈夫だろうと軽く考えていた。

問題が起きたのは早春だった。芽吹きが早い紅妃は、3月下旬には葉が開き始めた。その直後、放射冷却で氷点下の霜が2回。朝、葉が黒くしおれているのを見て「やばい」と思ったが、時すでに遅しだった。

「キウイは寒さに強い」という情報だけを信じていた自分が悔しかった。確かに幹は生きているが、その年は花芽がまったく付かなかった。新芽は出たものの、収穫はゼロ。期待していただけに、落胆も大きかった。

後から知ったのは、赤系は芽吹きが早く、霜に弱いということ。幹の耐寒性と、芽や葉の耐寒性は別物だった。寒冷紗をかけるという選択肢もあったのに、何も準備していなかった。

当時は「冬さえ越えれば大丈夫」という思い込みがあった。春の霜という落とし穴に、完全に無防備だったのだ。

今なら、赤系を植える前に芽吹き時期と地域の気温を照らし合わせる。あの年の静まり返った枝を見上げた感覚は、簡単には忘れられない。



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