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採取したプリムラ・ウインティーの種が全く発芽しない…保存方法を甘く見た自家採種の落とし穴

2026-02-07

「なんで芽が出ないんだろう」。土の表面を毎日覗き込みながら、ため息ばかり出ていた。昨シーズンに採取したプリムラ・ウインティーの種を蒔いたのに、二週間経っても変化がない。去年は同じように採った種で問題なく発芽しただけに、今回は余計にショックだった。期待していただけに、何も起こらない時間がやたら長く感じた。

種はサクラとライムグリーン。花後に自然に熟すのを待って採取し、紙袋に入れて保存していた。一部は冷蔵庫の野菜室、残りは風通しの良い日陰。これで大丈夫だと思っていた。種まきは9月上旬。気温はまだ高めだったが、直射日光は避けて管理していた。それでも、発芽の気配は一切なかった。

「保存が悪かったのかな」「去年と何が違うんだろう」と自問自答ばかり。土が乾きすぎたか、湿りすぎたか、温度か…考え出すときりがない。芽が出ない鉢を見るたびに、胸の奥がざわざわして落ち着かなかった。結局、「ああ、やってしまったな」という諦めに近い感情に変わっていった。

結局その年は発芽を諦め、先月ホームセンターで買ったウインティー3株を地植えした。すると皮肉なことに、そちらはすぐに花芽を上げた。朝露に濡れた花芽を見たとき、嬉しさと同時に「なんでこっちは…」という複雑な気持ちになった。

あとから思えば、プリムラの種は想像以上に保存がシビアだったのかもしれない。乾燥具合、温度、保存期間、そのどれか一つでもズレると簡単に発芽力を失うのだろう。去年うまくいった経験が、油断につながっていた。

次に同じことをするなら、採取したら早めに播くか、保存方法をもっと厳密に考えると思う。「去年できたから今年も大丈夫」という考え方が、一番危険だったと今は感じている。



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