化成肥料を変えただけでトマトの葉がリーゼント状に丸まった初心者の窒素過多トラブル体験
2026-02-08
正直に言うと、あのときは「まぁ同じ肥料だろ」と軽く考えていた。いままで使っていた90日効くタイプの化成肥料が売っていなくて、仕方なく安くてすぐ溶けるタイプに切り替えただけだった。結果的に収穫量を増やしたいという欲が、完全に裏目に出た形だ。
切り替えたのは7月中旬。関東の住宅地で、連日33℃前後の蒸し暑い日が続いていた。朝夕の水やりも欠かさず、元気そうに見えていたミニトマトに、置き肥として新しい化成肥料を施した。数日後、葉が明らかにおかしい。「あれ?丸まってない?」と近づくと、葉先が内側に巻き上がり、まるでリーゼントみたいな形になっていた。触るとやけに肉厚で、緑色も濃すぎる。
その瞬間、頭が真っ白になった。「やっちまったか…」という後悔と、「暑さのせい?水不足?」という迷いがぐるぐる回った。ネットで調べても情報が多すぎて、どれが自分のケースなのか分からない。不安で夜も何度かベランダを見に行った。葉の匂いも青臭く、健康的というより不自然だった。
結局、掲示板で「窒素過多」「即効性肥料は夏は危険」という書き込みを見て、ようやく腑に落ちた。水を多めに与えて流亡させ、追肥は一切ストップ。幸い、2週間ほどで新しい葉は落ち着いた形に戻ったが、花落ちが増えて収穫は減った。
今思えば、肥料の成分表だけでなく「溶け方」を全く意識していなかったのが原因だ。当時は気温が高く、化成肥料が一気に溶ける条件が揃っていた。それでも「肥料なら何でも同じ」という思い込みが強かった。
振り返ると、夏場に肥料を変えるなら半量以下から様子を見るべきだったし、最低気温や土の乾き方も見る余裕がなかった。肥料袋の裏をちゃんと読めば、防げた失敗だったと思う。
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