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九条ネギが辛すぎて食べられない…夏収穫で味を勘違いしていた自分の失敗

2026-02-09

ラーメンに山盛り入れるのを楽しみにしていた。九条ネギも九条太ネギも、去年は甘くて美味しかった記憶がある。今年も同じように育てたつもりだった。ところが収穫して刻み、口に入れた瞬間「辛っ…」と声が出た。鼻にツンとくる刺激。期待していたあの甘さがない。台所に立ちながら、「なんで?」と独り言をこぼしていた。

収穫したのは真夏。朝から蒸し暑く、土は乾き気味で、葉も少し色が薄いように見えた。それでも育っているから大丈夫だろうと抜いてしまった。包丁で刻むと、目がしみるほどの香り。嫌な予感はしていたが、食べて確信に変わった。「去年と同じじゃない…」。気温も時期も違うのに、同じ味を期待していた自分が浅はかだった。

食べきれず、結局その日は少量しか使えなかった。悔しくて、しばらく畑を眺めていた。「寒さに当てると甘くなる」という話を後から思い出す。知っていたはずなのに、その時は完全に頭から抜けていた。夏でもネギはネギだと思い込んでいたのだ。

その後、残りは抜かずにそのまま育て続けた。気温が下がり始めた頃、再び一本抜いてみると、あの刺すような辛さが和らいでいた。正直、少しホッとした。「ああ、待てばよかったんだ」と。

なぜ気づけなかったのか。早く食べたい気持ちが先走っていた。去年の成功体験が強すぎて、条件の違いを無視していたのだと思う。今なら、味も成長の一部だと割り切れる。あの時のがっかり感は、季節を考える大事さを教えてくれた。



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