パッションフルーツの葉が1枚だけ黄色くなって落ちた…水切れと勘違いして焦った初心者の失敗体験
正直に言うと、あの一枚が落ちた瞬間、頭が真っ白になった。朝ベランダに出てパッションフルーツを見たら、昨日まで青々としていた葉が一枚だけ黄色くなって、鉢の土の上に落ちていた。「え、水切れ?根腐れ?もうダメ?」と一気に不安が押し寄せてきた。結局あとから振り返ると、あれは深刻な異常ではなかったのだが、その場ではそんな冷静さはなかった。
その時期は6月上旬、昼間は25℃を超え始め、夜も蒸し暑い日が続いていた。プランターは9号鉢、南向きのベランダで日当たりは良好。前日に水やりはしていたが、表土が少し乾いて見えたのが余計に不安を煽った。葉はほとんど元気で、新芽も伸びている。それなのに、なぜこの一枚だけが黄色くなったのか分からず、鉢を持ち上げて重さを確かめたり、根元を覗き込んだり、落ち着かない時間を過ごした。
「自分、何かやらかした?」という後悔がぐるぐる回っていた。南国植物だから水は多めがいいと思い込んでいたし、逆に水を控えすぎたのかもしれないとも考えた。肥料もまだ本格的に与えていなかったので、「栄養不足で葉を落としたのでは」と、悪い想像ばかりが膨らんでいった。黄色い葉を指で触ると、少しカサついていて、その感触がやけに不安を強めた。
結局、その日は慌てて水を追加するのを我慢し、代わりに薄めの液肥を与えただけにした。翌日も観察を続けたが、他の葉は落ちる気配もなく、新芽はむしろ勢いよく伸びていた。数日後には花芽も確認でき、「あれ?普通に元気じゃないか」と拍子抜けした。結果的に、その後も葉は順調で、黄色くなって落ちたのはあの一枚きりだった。
今思えば、パッションフルーツは生育が旺盛で、古い葉を自然に落とすことがある。その知識が当時は頭になく、「葉が落ちる=失敗」という短絡的な考えに縛られていたのだと思う。毎日成長が見える分、小さな変化に過剰反応してしまった。
振り返ると、もっと全体を見るべきだった。新芽の勢い、花の付き方、茎の張り。そこを見ずに、落ちた一枚だけに気を取られていたのが失敗だった。「一枚落ちた=即トラブル」ではない。その感覚を持てていなかったことが、一番の勘違いだったと思う。
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