パッションフルーツのグリーンカーテンが行灯のつもりで育てたらジャングル化した失敗談
2026-02-10
正直に言うと、最初は完全に甘く見ていた。行灯仕立てでコンパクトに育てるつもりだったパッションフルーツが、気づけばベランダを覆う勢いで暴れ出していた。『行灯のはずなんだけどな…』と毎朝眺めながら、どこで判断を間違えたのか考える日々だった。
育て始めたのは5月のゴールデンウィーク明け。苗は60〜80cmほどで、まだ花も咲いていない状態。プランターに2株植え、ネットを設置して軽く誘引すれば十分だと思っていた。ところが6月後半から一気に伸び始め、ツルはネットに絡みつき、毎朝新しい巻き付きが増えていく。梅雨明け後の蒸し暑さの中、葉の匂いと土の湿気が混じった空気を吸いながら、ハサミ片手にツルを切る作業が日課になった。
正直つらかった。『こんなはずじゃなかった』と何度も口に出した。行灯の形を保ちたくて切れば切るほど、逆に脇芽が増えて手足のある化け物みたいな姿になる。切るか放置するか、その判断を毎日迷っていたのを覚えている。
結局、夏の間はネット仕立てに切り替え、無理に形を整えるのをやめた。切りすぎないようにしつつ、冬前に室内へ取り込むことを前提に、絡まりそうな部分だけ外す方針にした。完全に思い通りとはいかなかったが、葉は元気を保ち、秋口には花芽も見え始めた。
今思えば、成長力を理解していなかったのが一番の原因だった。パッションフルーツは『ほどほど』では止まらない。当時は可愛らしい苗にしか見えていなかった。
最初から最終形を想像し、行灯かグリーンカーテンかを決め切るべきだった。途中で欲張らず、どちらかに振り切る。その覚悟が足りなかったんだと思う。
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