アリが群がれば受粉すると思っていた…トケイソウ人工授粉を怠った失敗
2026-02-10
蕾にアリがびっしり集っていた。正直、少し気持ち悪かったが、どこかで「受粉してくれるかも」と期待していた。その考えが完全な勘違いだったと知るのは、花が落ちた後だった。
蕾は1.5cmほどに膨らみ、蜜線にアリが群がっていた。球体全体を覆うように動き回る姿を見て、「これは自然受粉いけるのでは?」と楽観していた。人工授粉は面倒だし、様子見でいいかと思った。
結果、結実せずに落花。「あれ?」と思って調べて初めて、トケイソウの構造を理解した。雌しべの柱頭に蜜はなく、雄しべも内向き。アリが動いても、積極的に受粉はしない。
気づいた時には遅かった。次に咲いた花では慌てて雄しべを取って人工授粉した。「最初からやればよかった…」と心底思った。
この失敗の原因は、自然任せへの過信だった。虫が集まれば受粉するという短絡的な考え。トケイソウは人の手を前提にした植物だという認識が足りなかった。次は迷わず最初から人工授粉する。それだけで結果は大きく変わるはずだ。
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