液肥が高くなって量も減ったと気づかず、いつもの希釈で使い続けて葉焼けさせた失敗
2026-02-11
正直に言うと、結果だけ見れば「やってしまった」だった。液肥はずっと同じものを買っていて、値段も容量も体が覚えている感覚だったから、深く考えずにキャップを回して薄めた。春先、ベランダの空気がまだ冷たい朝にジョウロを持ちながら、「まあ、これくらいだろ」と独り言を言っていたのを覚えている。
その失敗が起きたのは三月の終わり。昼は15度くらいまで上がるが、朝晩はまだひんやりしていた。新芽が動き始めた鉢が並んでいて、土は前日の雨で少し湿っていた。ラベルをよく見れば、内容量が以前より減っていて、価格も上がっていたのに、その事実を見ないふりをしていた。いつも通りの希釈倍率で作った液肥は、実は以前よりずっと濃かったのだと思う。
数日後、葉の縁がじわっと茶色くなり始めたとき、胸がざわついた。「まさか肥料?」と頭では思いながらも、信じたくなくて水切れや寒さのせいにした。触ると葉が少し硬く、匂いもどこか薬っぽく感じた。後悔が遅れてやってきて、「ちゃんと見ておけばよかった」と何度も思った。
慌てて水をたっぷり流し、次の施肥を止めた。完全に元に戻るわけではなかったが、新しく出た葉は少しずつ落ち着いた色になった。その過程を見ながら、「高くなった」「量が減った」という変化を軽く見ていた自分を責めた。
この失敗が起きやすかったのは、長年同じ液肥を使っていた安心感だと思う。値段や容量が変わるなんて考えもしなかったし、ラベルを読み直す習慣もなかった。当時は忙しく、園芸を作業として処理していた。
今振り返ると、買い替えたときこそ一度立ち止まるべきだった。希釈倍率をもう一度確認する、その一手間を省いたことが原因だったと感じている。
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