園芸の失敗談データベース
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自作カルシウム液を作ったつもりが結局一度も使わなかったベランダ園芸の空回り

2026-02-11

今だから笑えるけど、当時は本気だった。リキダスは高いし、卵殻と穀物酢で自作カルシウム液を作ろうとした。瓶に卵殻を入れたときのカラカラ音と、酢の酸っぱい匂いは妙に覚えている。「これで節約だ」と自分に言い聞かせていた。

作ったのは梅雨前。湿度が高くて、キッチンでも酢の匂いが残る季節だった。瓶は棚の隅に置いて、時々振っていた。でもベランダはプラ鉢ばかりで、そもそも大量に必要な環境じゃなかった。水やりのついでに使えばいいはずなのに、なぜか手が伸びなかった。

そのときの気持ちは、「使わなきゃ」という義務感と、「失敗したら怖い」という不安の板挟みだった。「濃すぎたらどうしよう」「塩分は大丈夫か」と考え始めると、結局何もできなくなる。そうこうしているうちに、またリキダスを買ってしまった自分に苦笑いだった。

結果として、自作液は一度も使わずに処分した。何をやっているんだろう、と思った。節約のつもりが、時間と気力だけ消耗していた。

今振り返ると、自作に挑戦したこと自体は悪くなかった。でも、使う覚悟がないなら作るべきじゃなかった。あのときの空回りは、園芸あるあるだと思いたい。



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