アネモネ球根を冷蔵庫吸水させたら白いカビとベタつく臭い…芽は出るのか不安になった秋の体験
2026-02-15
球根を見つけたときは嬉しかったのに、冷蔵庫を開けた瞬間に鼻をつく匂いで気持ちが沈んだ。あの独特のベタつくような臭い。白っぽいカビまで出ていて、「もうダメかも」と本気で思った。
10月末、去年のアネモネ球根をダメもとで湿らせた水苔に包み、冷蔵庫で吸水させていた。数日後に確認すると、球根の表面がややぬめり、ところどころに白いカビ。水苔もじっとり重く、触ると指にまとわりつく感じがあった。発根を期待していたのに、まず心配が先に立った。「やりすぎたかも…」と冷蔵庫の前でしばらく固まった。
それでも小さな根と芽らしきものが顔を出しているのを見つけて、希望を捨てきれなかった。11月3日に直径30cmの浅鉢へ植え付けたが、カビがあった球根は芽が出るのかずっと不安だった。毎朝土の表面をのぞき込み、「動いてる?」「腐ってない?」と何度も確認する自分がいた。
結果的に、数週間後に2本だけ葉が出てきた。わらびのような小さな芽を見たときは、思わず「生きてた!」と声が出た。ただ、発芽率は思ったより低く、カビが出た球根のいくつかはそのまま消えてしまった。水苔の湿らせ具合や期間を曖昧にしていたのが原因だと思う。
吸水は簡単そうに見えて、加減が難しい。乾燥球根だからと焦って水分を与えすぎ、冷蔵庫の中で過湿状態にしてしまったのだろう。ブログのやり方をそのまま真似ただけで、自分の環境や球根の状態を考えていなかった。冷蔵庫という閉鎖空間での湿度の高さを甘く見ていた。
今は、吸水させる期間を短めにし、こまめに確認するようにしている。白いカビを見たときのあの不安と匂いは忘れられない。球根は静かだけれど、とても繊細だ。焦らず、触りすぎず、でも放置もしすぎない。その揺れの中で、毎年少しずつ学んでいる気がする。
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