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直径30cm鉢にアネモネ球根50個を一気に植えたら狭すぎた?ポリポット分けを迷った密植の不安

2026-02-15

怒られるかもしれないと思いながらも、あのときは勢いが勝っていた。戻したアネモネ球根が50個近くあり、全部を直径30cm深さ10cmの浅鉢に一気に植えてしまったのだ。

湿らせた水苔で数日戻した球根を見て、「これくらいなら入るかも」と軽い気持ちで植え付けた。花の用土を入れ、ぎゅうぎゅうに並べると、まるで絨毯のような配置になった。植え終わってから急に不安になり、「絶対狭いよね?」と鉢を見つめた。夜になっても気になって、掘り返してポリポットに1個ずつ植え直すべきか本気で悩んだ。

芽が出るまではわくわくしていたが、発芽後は株間が狭く、葉が重なり合い風通しが悪そうに見えた。二番花、三番花が少ない株もあり、「やっぱり無理させたのかな」と後悔した。見た目は高原のお花畑のようで家族には好評だったが、内心は落ち着かなかった。

結局、そのシーズンはそのまま育て、翌年は色別に分けて大きめの鉢に植え直した。分けた株は明らかにのびのびと育ち、花数も安定した。密植でも咲くことは咲くが、株ごとの力はやや弱かったと感じている。

球根が目の前にたくさんあると、「全部使い切りたい」という気持ちが先に立つ。スペースや管理のことよりも、手持ちを消費することを優先してしまった。数を並べたときの高揚感が判断を鈍らせたのだと思う。

今なら、少し余らせてもいいと考えられる。無理に詰め込まなくても、春はちゃんと来る。あのぎゅうぎゅうの鉢を前に揺れた気持ちは忘れない。たくさん植えたい欲と、健やかに育てたい思い。その間で迷うのが園芸なのだと、しみじみ感じている。



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