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鉢ゼラニウムをセオリー通り水控えめにしたら白化して全滅、毎日水やりに変えて持ち直した夏の記録

2026-02-15

「水は控えめに」と信じて疑わなかった。ゼラニウムは乾燥気味がいい、と何度も読んできたからだ。でも去年の夏、その思い込みで何年も育てた鉢がほとんど白くなり、やがて枯れた。あれは本当にきつかった。

2023年の7月、埼玉。連日35℃前後で、夜も蒸し暑い。花壇の株は週一の水やり、鉢も控えめにしていた。すると葉が徐々に白っぽくなり、力が抜けたように垂れた。トゥンバオだけは比較的持ちこたえたが、他の鉢ゼラニウムは次々と弱っていった。

「蒸れるから水を減らす」が頭にあって、水を足すのが怖かった。白化が進んでも、「もう少し様子を見よう」と我慢した。触ると葉は乾いた紙のようで、光を透かすと薄い。気づいたときには回復できない株もあった。何年も咲き続けてくれたのに、と悔しくて仕方なかった。

今年は思い切って方針を変えた。培養土に軽石を混ぜ、午前中だけ日が当たる半日陰に置き、鉢は毎朝しっかり水やり。結果、サバイバーアイドル、トゥンバオ、ロゼリアは今のところ白化がほとんど出ていない。去年より葉色は安定している。

セオリーに縛られて、目の前の状態を見ていなかったのだと思う。暑さが極端だった年に、同じ管理を続けたことが失敗だった。乾燥させすぎも負担だったのかもしれない。

振り返ると、理屈よりも株の様子を優先すべきだった。毎年同じとは限らない。あの全滅の景色は忘れられないが、今年の落ち着いた葉を見ると少し救われる。思い込みは怖い、と痛感した夏だった。



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