1月に剪定を詰め込みすぎて手が止まった話|寒さを甘く見ていた
2026-01-14
1月はバラを本気でやる、と決めていた。剪定に土替え、誘引まで一気に終わらせるつもりだった。ところが、午後3時を過ぎたあたりから、指先の感覚がなくなってきた。空気は冷たく、吐く息が白くて、ハサミを握る手が思うように動かない。
結局、その日は1時間ほどで作業をやめた。中途半端な剪定跡を見て、余計に気持ちが落ち着かなくなった。毎日少しずつやればいいのに、なぜか一日で終わらせようとしていた。
当時は、冬剪定は寒い時期にやるもの、という思い込みが強かった。寒さ対策を十分にせず、気合だけで乗り切ろうとしていた。身体がついてこない現実を、作業を始めるまで想像できていなかった。
今思えば、日程をもっと分散させるべきだった。無理に詰め込む必要はなかったし、体が冷えた状態では判断も雑になる。剪定の切り口を見直す余裕もなかった。
凍えた手をこすりながら家に戻ったとき、情けなさと疲れが一気に押し寄せた。やる気だけではどうにもならない。あの寒さと重たい沈黙の庭の感じは、今もはっきり覚えている。
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