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イチゴの花が秋に咲きすぎて不安になった話|蜜香で花芽を切る決断ができなかった

2026-01-15

秋なのに、やたらと花が咲いた。蜜香という初めての品種で、市販の培養土に植えただけ。追肥もしていないのに、白い花が次々と出てくる。朝の冷たい空気の中で花を見るたびに、嬉しいより先に不安が出た。これでいいのか、寒くなるのに大丈夫なのか。

具体的な状況は、他の品種が新芽だけを出している中で、この株だけが花を咲かせ続けていたことだった。東京おひさまベリーや宝交早生は静かなのに、蜜香だけが元気すぎる。土が悪いのか、栄養が濃すぎたのか、判断できなかった。

失敗しやすい理由は、「咲いている=良いこと」と思ってしまう心理だと思う。当時は、花を切る勇気がなかった。せっかく咲いたものを、自分の手で落とすことに抵抗があった。寒さに当たる実の出来が悪くなる、という話も頭では分かっていたけれど、感情が追いつかなかった。

後から振り返ると、時期を区切って花を整理するという考え方をもっと早く持つべきだった。大きくなりそうなものだけ残す、という判断ができなかったのは迷いのせいだと思う。

そのときの感情は、期待と不安が入り混じった落ち着かないものだった。咲くたびに嬉しくて、でも同時に「これ失敗するやつじゃないか」と思う。結局、中途半端な対応になってしまった自分が、一番もどかしかった。



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