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ラビットアイは寒さに強いと信じて外置きした結果、氷点下で枯らした話

2026-01-16

ラビットアイ系ブルーベリーは耐寒性が高いと聞いていた。マイナス10度以下でも平気、北海道でも地植えされている、そんな情報を何度も目にして、冬も特別な対策は必要ないと思い込んでいた。住んでいるのは長野の山あいで、冬は冷えるが雪はそれほど積もらない。鉢植えのまま屋外に置き、軒下に移すこともせず、そのまま冬を迎えた。

ある朝、気温計を見るとマイナス12度。葉はすでに落ちていたので大丈夫だろうと思っていたが、数日後、枝の色が妙に赤黒く変わっていることに気づいた。触るとカサついた感触で、生きている感じがしない。春になれば芽吹くだろうと自分に言い聞かせていたが、不安は消えなかった。

実際、春に一度だけ下の方から芽が出た年もあった。その時は助かったと思ったが、翌年の冬を越えた後、株全体が完全に枯れてしまった。凍害という言葉を頭では知っていても、目の前で起きるとこんなにもショックなのかと痛感した。水分が凍り、維管束が壊れるという説明を読んだとき、あの赤黒い枝の色が頭に浮かび、胸が重くなった。

当時は「耐寒性が高い」という言葉をそのまま信じ、地域差や雪の有無を考えていなかった。雪が積もれば保温になるが、風が強く雪が飛ばされる環境では話が違う。氷点下の空気にさらされ続けるリスクを、軽く見ていたのだと思う。

今なら、寒波の予報が出た時点で軒下に移す、鉢を地面から離さない、最低限の水分を保つなど、できることはいくつも思いつく。でもその時は、何もしないことが正解だと信じていた。

強いと言われる言葉の裏側には条件がある。その条件を考えなかった自分の浅さを、冬の枯れ枝を見るたびに思い出す。



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